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健康経営のメリット|企業が得られる効果を整理
健康経営
最終更新日 / 2026.09.10
「健康経営に取り組むと、結局どんなメリットがあるのか」——これは多くの経営者・人事担当者が最初に抱く疑問です。
結論から言えば、健康経営のメリットは大きく分けて「生産性・コスト」「人材の定着と採用」「企業価値・対外評価」の3つに整理できます。
いずれも短期的な費用ではなく、中長期の投資として効果が表れる点が特徴です。
この記事では、健康経営で企業が得られる効果を実務目線で整理し、投資対効果をどう判断すればよいかを解説します。
- 健康経営で得られるメリットを3分類で整理
- 生産性・離職率・採用への具体的な効果
- 優良法人認定など対外的なメリット
- 効果を実感するための進め方のポイント
健康経営のメリットは大きく3つに整理できる

健康経営のメリットは断片的に語られがちですが、整理すると理解しやすくなります。
ここでは全体像を先に押さえておきましょう。
| 分類 | 主なメリット | 効果が出る時間軸 |
|---|---|---|
| 生産性・コスト | 欠勤・体調不良の減少、医療費適正化 | 中期 |
| 人材の定着・採用 | 離職率低下、採用力向上 | 中〜長期 |
| 企業価値・評価 | 優良法人認定、取引・融資での評価 | 中〜長期 |
いずれも「健康な従業員が働きやすい環境」という土台から生まれる効果です。
健康経営は福利厚生ではなく、経営課題を解決する投資と捉えるのがポイントです。
メリット1:生産性の向上と見えないコストの削減
健康経営の効果として最も注目されるのが生産性の向上です。
ここで鍵になるのが「プレゼンティーズム」という考え方です。
プレゼンティーズムとは
プレゼンティーズムとは、出勤しているものの体調不良などで本来の力を発揮できない状態を指します。
欠勤(アブセンティーズム)よりも、実はこちらの損失が大きいと言われています。
- 健康関連コストの多くはプレゼンティーズムが占めるとされる
- 肩こり・腰痛・睡眠不足・口腔トラブルなどが集中力を下げる
- 本人も気づきにくく、放置されやすい
体調不良による「見えない生産性の低下」を減らすことが、健康経営の実利的なメリットです。
健康経営の進め方でお悩みではありませんか?
メリット2:離職防止と採用力の向上
人材確保が難しい時代において、健康経営は「人が辞めにくく、集まりやすい」土台をつくります。
離職防止への効果
従業員が心身の不調を抱えたまま働き続けると、離職やメンタル不調につながります。
健康への配慮が伝わる職場は、従業員の安心感とエンゲージメントを高めます。
- 体調・メンタル不調による離職の予防
- 「大切にされている」という実感が定着につながる
- 健康支援が職場の雰囲気改善にもつながる
採用力への効果
求職者、特に若い世代は働き方や健康への配慮を重視する傾向があります。
健康経営の取り組みは、求人票や説明会で自社の魅力として伝えられます。
健康経営は、採用競争力と定着率の両面で人材面の課題に効きます。
メリット3:企業価値・対外評価の向上

健康経営は社内だけでなく、対外的な評価にもつながります。
その代表が「健康経営優良法人」の認定制度です。
| 対外的メリット | 内容 |
|---|---|
| 認定ロゴの活用 | 名刺・求人・HPで健康経営をアピールできる |
| 金融・取引での評価 | 融資の優遇や入札加点につながる場合がある |
| 企業イメージ | 従業員を大切にする企業としての信頼向上 |
ただし認定の効果は業種や自治体の制度によって異なります。
「必ず得する」ものではなく、自社の状況に合わせて活用することが大切です。
メリットを実感するための進め方
健康経営のメリットは、やみくもに施策を増やしても得られません。
効果を出すには、次の流れで取り組むのが実務的です。
- 健診結果やストレスチェックで自社の課題を把握する
- 課題に合った施策を優先度をつけて選ぶ
- 小さく始めて効果を測定し、改善する
- いきなり全社展開せず、一部から試すと負担が小さい
- 数値(欠勤率・受診率など)で効果を見える化する
- 経営層が方針を示すと社内に浸透しやすい
「課題起点で始め、効果を測る」ことが、メリットを最大化する近道です。
始めやすい施策を知りたい場合は健康経営の施策アイデア11選も参考になります。
よくある質問
健康経営のメリットはどのくらいの期間で表れますか?
施策や指標によって異なりますが、多くは中長期で表れます。
欠勤や体調不良の改善は数か月〜1年程度、離職率や採用力、企業評価への効果はさらに時間がかかる傾向があります。
短期の即効性より、継続によって積み上がる投資と捉えるのが現実的です。
中小企業でも健康経営のメリットは得られますか?
得られます。
むしろ従業員数が少ない中小企業ほど、一人ひとりの健康や定着が経営に直結しやすいため、効果を実感しやすい面があります。
小さく始めて課題に合った施策を選ぶことで、限られた予算でもメリットを得やすくなります。
健康経営のメリットを社内で説明するにはどうすればよいですか?
「生産性・人材・企業価値」の3つの視点で整理して伝えると理解が得やすくなります。
加えて、欠勤率や受診率など自社の数値と結びつけると説得力が増します。
費用ではなく将来のコスト削減・リスク低減への投資として説明するのがポイントです。
まとめ:自社に合った健康経営で着実にメリットを積み上げる
健康経営のメリットは、生産性向上・人材の定着と採用・企業価値の向上という3つの視点で整理できます。
いずれも中長期の投資として、課題起点で取り組むことで着実に効果が積み上がります。
大切なのは、自社の課題に合った施策を無理なく始めることです。
「どの施策から始めれば効果が出るか分からない」という場合は、歯科健診や訪問マッサージなど自社に合った健康支援の進め方を、まずは気軽にご相談ください。
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