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コラム
万病のもと、歯周病について
歯科
最終更新日 / 2023.10.17
歯周病について
突然ですが、多くの人が歯を失ってしまう原因として大きく2つあるのですがなんだと思いますか?
それは「虫歯」と「歯周病」なんです!
本日はこの2つのうちから歯周病についてお話ししていこうと思います。
少し専門的な話も含みますが、できるだけ噛み砕いて説明していくので、みなさんにお読みいただけると嬉しいです。
歯周病ってどんな病気?
歯周病は歯を支えている骨や歯肉などの組織が破壊される病気です。
現在、日本人の多くが歯周病と言われており、20歳代前半でも5人に1人、50歳を超えるとなんと2人に1人は歯周病であると言われております。
歯周病にこれだけ多くの人がかかってしまう原因として、虫歯などと比較して痛みが少なく気付きづらいことがあります。
歯周病では、初期の段階ではもちろんのこと中程度になっても痛みがほとんどないため、気づいた時には重症になっていることがとても多いです。なので、少しでも思いあたる節がある方は歯科医院へ受診されることをお勧めします。
歯周病の原因は?
歯周病の原因は大きく分けて、2つあります。
①歯磨き不足やタバコなど生活習慣の乱れによって起こる細菌の影響。
よく拝見するのは奥歯の歯磨き不足による歯周病。言わずもがな歯磨き忘れ、歯磨き不足は歯周病につながります。
歯磨きは可能であれば食後3回を心がけましょう。
またやはり喫煙は歯や口腔内にとって良くありません。喫煙後は口をゆすぐ等対策をしていきましょう。
②歯並びの悪さや過度な噛みしめなどによって骨が無くなってしまう影響。
虫歯や歯石の蓄積以外でも生まれ持った歯並びや、睡眠時の歯ぎしりが原因で歯周病になってしまうこともあります。
歯列矯正やマウスピースを作成して歯ぎしりを抑えるなど対策することで歯周病の予防ができます。
歯周病を放っておくとどうなるの?
歯周病を放っておいて重症化すると、歯を支えている土台の組織が進むため歯が揺れ動き、
最終的に歯が抜けてしまいます。
また、歯以外でも糖尿病や心臓病など全身的な病気にも関係していると言われています。
半年に1回歯科クリニックにてメンテナンスをするだけで糖尿病、心筋梗塞などの生活習慣病のリスクを
グッと下げることができます。
まとめ
歯周病について原因から症状について説明してきました。
このようにどのような人でもなり得て、かつ重症化しやすく、
口腔内だけでなく様々な病気に影響を及ぼす病気が歯周病なのです。
現代では日本の平均寿命は男女ともに80歳を超えました。
老後になっても硬いものを自分の歯で食べれるようにいたいですよね?
そういった方はぜひ1度、歯科医院で診断を受けて見てください